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| 阿多古地区では、40年以上前から地区のシニアクラブが中心となって子どもたちとのふれあい活動を続けています。昔から地域の暮らしは学校中心に動いており、この下阿多古小学校の卒業生も多いため、大人になってからも学校や子どもたちとのつながりを持つのが当たり前のこととされています。 |
毎年のスケジュールや活動内容はほぼ決まっており、学校田を使っての米作りをはじめ、グラウンドゴルフや折り紙、調理などのクラブ活動指導、お手玉、ケン玉、竹とんぼなどの昔の遊び教室などを学校の授業の一環として行っています。米作りは6月の田植えと9月の稲刈りに全校児童70名が参加し、約175キロの米を収穫しています。その米を使って12月には食事会が開かれ、子どもたちがシニアクラブの面々に料理をふるまってくれます。
何よりもうれしいのは、子どもたちが興味をもって真剣に私たちの話を聞いてくれること。時代がどんなに変わっても、子どもたちの素直さは変わらないと実感しています。この辺りは、昔は三世代同居が当たり前でしたが、今は大半が核家族で会社員の家庭がほとんどです。ですから、私たちが行っている活動は、シニアと子どもたちが交流する貴重な場となっています。
現在のシニアクラブ会員は70代がほとんどで、60代のメンバーが少ないのが課題となっています。定年退職したら、子どもの頃に地域の人たちにお世話になった恩返しとして、ぜひ子どもたちを見守り、育てる活動に参加して欲しいと思います。少子高齢社会だからこそ、「お互いさま」の気持ちをもってこれからも支えあっていきたいです。
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